内容説明
本書は日露戦争・韓国併合に始まって満州事変の前夜に至る、1905年から31年までを取扱う。帝国主義的発展とデモクラシー運動が交錯しつつ展開する、政治的推移の基本的な筋道を明らかにする。
目次
序説 日露戦争の意義
第1章 桂園時代と戦後経営
第2章 大正政変前後
第3章 第一次大戦下の日本
第4章 デモクラシー運動の展開
第5章 政党内閣とその動揺
著者等紹介
今井清一[イマイセイイチ]
1924年生まれ。1945年東京帝国大学政治学科卒業。1952年横浜市立大学文理学部教授、のち名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takao
2
1977年12月14日発行(1979年4月25日、第2刷)。大学時代、「政治史第一部」という日本政治史の講義があり、岩波全書の遠山茂樹『明治維新』『日本近代史Ⅰ』、藤原彰『日本近代史Ⅲ』と共に、参考文献とされていたもの。他は読み終えたが、最後に残っていたのが本書。内容は、日露戦争後のポーツマス条約から始まり、満州事変前夜の大恐慌、三月事件までの約25年。ちょうど120〜95年前。「新しい戦前」とも言われる現在、この100年前の歴史から何を教訓として学ぶことができるのか。色々考えさせられることが多かった。2025/06/04
deltalibra
0
日付曖昧2011/01/19
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- 和書
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