出版社内容情報
問題解決のための探究がたどる形と過程,それが従う規則や条件を考察する.日常の思考に密着する伝統的論理学,数学の発達に応じて成熟した記号論理学を統一的視点で把えるよう配慮された入門書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛楊
2
1979年。意外とデューイなどのプラグマティックな帰納的論理にもベージが割かれている。当時から演繹的な論理学では上手くいかないことは認識されていたんですね……。京都大学文学部の論理学の伝統はこの頃からあったのか。哲学的論理学には踏み込まないと書いてあるが、意外と踏み込んでいる? ひろゆきの「はいかいいえで答えて下さい」という誤謬に fallacy of many questions という名前が付けられていることが分かり、良かった。2024/12/24
takao
2
ふむ2020/11/30
紅藍
2
入門書だけあって、第一章で慣れてしまえば非常にわかりやすい。基礎中の基礎だろうが、論理学の何たるかを理解するのに便利。2016/05/29
本命@ふまにたす
1
やや古い時期に書かれた論理学の入門書。現代の記号論理学だけではなく、古典的な論理学の考え方や、科学哲学的な話題にまで触れられていて興味深かった。2021/09/18