出版社内容情報
東日本大震災は、コミュニケーション、地域のあり方、原子力災害という固有の問題をもたらし、一方で気候変動は、生活を支える技術のありように見直しを迫ってきたように、環境と災害をめぐる状況は近年大きく変化してきた。本巻では、災害とともにある日本社会と、環境を破壊/変化させる技術の複合的な関係性に焦点を当てる。
【目次】
刊行にあたって
原子力災害の社会学――復興三位一体モデル・風評影響フレーム・記憶探究アプローチ
……………開沼 博
「風評」の社会学
……………関谷直也
災害復興における被災地・被災者の位置づけ
……………小林秀行
呼び覚まされる霊性の社会学の展開
……………金菱 清
食がつなぐ環境と家族
……………品田知美
多なるサケたちの民俗誌――存在論的実践の社会学へ
……………福永真弓
同一性のポリティクス――犯罪解決における科学と法
……………鈴木 舞
先端科学技術をめぐるガバナンス――社会の中の科学技術
……………標葉隆馬
理系に女性が少ない理由とジェンダー平等の関係
……………横山広美/一方井祐子
パンデミックにおける社会学的助言の継承――新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関与した経験から
……………武藤香織
OVERVIEW
「社会の外部」の社会性をめぐる問い
……………北田暁大/隠岐さや香/関谷直也



