中華世界の盛衰―四世紀

個数:
電子版価格
¥3,520
  • 電子版あり

中華世界の盛衰―四世紀

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月30日 05時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000114158
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

先秦時代から西晋に至るまでの東アジア世界は、いかなる思想のもとにあり、どのような制度を備えていたのかーー政治史のみならず、文学や家族制度・性差、地方行政のあり方から日本を含む周辺諸国とのかかわりまで射程に収め、考古資料も駆使して新たな時代区分でダイナミックに描き出される「中華世界」の栄枯盛衰。

内容説明

先秦時代から西晋に至るまでの東アジアの世界は、どんな思想に支えられていたのだろうか。またそこにはどのような制度が備わり、いかなる社会が形作られていたのか。政治のみならず軍事制度、文学、また家族制度・性差、日本や中央アジアを含む周辺地域とのかかわりまでを射程に収め、「中華世界」の興隆から衰微までを新たな時代区分と「中華世界の重層環節」という視座のもとにダイナミックに描き出す。

目次

展望(中華世界の重層環節その一幕)
問題群(「中華帝国」以前;軍事制度からみた帝国の誕生―秦から漢へ;漢帝国の黄昏―前漢から後漢へ;漢人中華帝国の終焉―四夷中郎校尉から都督へ)
焦点(漢代地方官吏の日常生活;漢魏晋の文学に見られる華と夷;礼秩序と性差;楽浪と「東夷」世界―三世紀にいたる秘められた水脈;漢晋期の中央アジアと中華世界)

著者等紹介

冨谷至[トミヤイタル]
1952年生。京都大学名誉教授。専門は中国法制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

90
第2回配本は、第5巻で中華世界の盛衰ということで殷周秦漢西晋の状況を俯瞰してくれます。漢の時代の行政機構などをわかりやすく悦明してくれているところが参考になりました(漢代地方官吏の日常生活)。「楽浪と「東夷」の世界」では日本のことについて触れられています。この全集は私にとっては若干難しいものですが楽しめる部分もあります。2021/12/31

MUNEKAZ

16
展望で華夷秩序の形成を論じており、中華と夷狄は敵対するものと捉えがちだが、そうではなく夷狄も古代の聖王の末裔であり、中華によって教化され取り込まれるものとして解く。それは帝国拡大の原動力となるとともに、後の崩壊のトリガーでもあったという皮肉な結果。また「名」の部分と「実」の部分を使い分ける功利的目的合理性は、現代中国をみても確かにあるよなと雑に思ったり。他に秦漢帝国の統一により生まれた地方官吏たちのネットワークが、動乱期の群雄割拠に繋がったというのも面白い。統一は見知らぬ他者を繋げ、分節化を生むのである。2021/11/17

えとろん

15
中国文明の黎明から三国時代までの論文集。冒頭の冨谷論文が新しい視点を低湿している気がする。他論文もそのながらをある程度受け継ぎつつ展開されているように思えるがどうなのだろう。周辺の異民族が中華文明を継承、拡大、変化させ、それは移動したのは文化ではなく民族であるということを考えさせられた。2025/05/02

ピオリーヌ

15
【展望】の冨谷至「中華世界の重層環節」より、「中華の重層環節的拡大は、中華の希薄化とそれによる消滅の過程である」『春秋公羊伝』に現れる、中華の夷狄に対する妥協なき差別観の凄まじさが印象的。「秦以外の諸国をも包括し、かつ少なくとも西周以降を通時的に展望しうる先秦史の復元が今後の課題である」「光武帝による材官等廃止によって、軍事訓練を受けた常備兵が郡国には存在しなかったため〰羌の大反乱等の際にしばしば反乱軍に敗北する結果となった。」2022/09/09

kenitirokikuti

12
図書館にて、古勝隆一「礼秩序と性差」の「二、性差はいかにとらえられたか――礼書が示す男女の差異」▲列子天端篇、男女の別、男は尊く女は卑し▲荀子非相篇、鳥獣に父子の関係はあるが、いつくしみはない。また牡牝あっても男女の別なし。ヒトにはある▲ 春秋左氏伝 荘公24年。女への礼物が、男のへの礼物と同じものだった。男女の別というけじめに乱している▲もとは婚姻の儀礼に関するもの。日本神話のイザナミ・イザナギの国産みで、柱を回ったあとどちらが先に声をかけるのが正しいのかってやつもそのたぐいか。2022/01/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18875798
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品