出版社内容情報
吉宗政権の行った政治改革と、交通体系の確立、法体系の特質、学問の様相など、近世社会のさまざまな位相を論じる。
内容説明
モノ・ヒトの移動が増え、活性化のみられた江戸中期。幕藩体制を支えた法制度や朝幕関係、学問・宗教の様相、社会をゆるがす災害・飢饉など、広汎に見ていく。
目次
吉宗の政治(村田路人)
近世の公家社会(松澤克行)
東アジア世界のなかの琉球(渡辺美季)
全国市場の展開(原直史)
水運と陸運(深井甚三)
近世の法(小倉宗)
儒学・国学・洋学(前田勉)
近世の神道・陰陽道(梅田千尋)
飢饉と災害(菊池勇夫)