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内容説明
人間の侵入を拒絶し続ける将門首塚。一枚、二枚…と、皿を数えるお菊の声。カランコロン、闇に響く下駄の音。処刑された者たちの怨みの声が今も聞こえる小塚原。累、四谷怪談、百物語、乳房榎…。まさに江戸東京は魔界である。怨霊が身をひそめ、魑魅魍魎のうごめく魔都への招待状。
目次
1 江戸東京の魔界
2 魔界を封じる呪術者
3 地獄図絵
4 悪霊鎮めの聖域
5 江戸の奇所
6 江戸の怪奇本
7 怪奇世界に生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃむ・しゃむ
2
江戸や東京の『魔界』をテーマにしたアンソロジー。江戸の街は、妖僧達によって造られた。後の時代でも、将軍のブレーンとなる僧達が江戸の歴史に関与する。オカルトスポット、パワースポットが語られれば、飢饉や地震が起こした地獄絵図を解説される。怪奇譚だけではない。妖怪絵師や怪奇小説家と、様々な角度から描かれる江戸の怪異。筆者が複数のせいか、内容が重複しているものがあるのはご愛嬌。絵師に注目が集まるのはあまりない気がするので、この視点はとても面白い。ざっと東京のオカルト的側面を攫うには適している。2016/03/06
れどれ
0
執筆者が多く題目がとっちからっており一冊の本を読んでいる気がしない。なんの考えもなしに本を広げぱらぱらと頁をめくる分には面白がれる。2019/07/06
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