出版社内容情報
戦国の緊張が解消し,泰平の世へと移行した江戸時代前期.政権の機構が秩序化され,安定した関係が築かれてゆく時期の社会の様相を描く.
内容説明
戦国の緊張が解消し、泰平の世へと移行する江戸時代前期。政権の機構が秩序化され、安定した関係が築かれていく社会の様子を描く。
目次
江戸幕府の政治構造
大名と藩
畿内近国論
近世の対外関係
近世の村
近世都市社会の展開
近世貨幣論
近世の仏教
江戸時代前期の社会と文化
著者等紹介
藤井讓治[フジイジョウジ]
1947年生。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しびぞう
5
時代的には家光〜綱吉政権の間。歴史に興味が無くともp154からの当時の家やジェンダーについての記述は読む価値あり。こうして本に書けるだけの資料からは、現代よりも良さそうな世の中の仕組みが見えるが、明治維新以降どうしてこれが継続されなかったのか。勉強すればするほど、少なくとも日本については文化水準はこのままで幕政に戻った方が良いのではないかと思ってしまう。2019/08/27
takeshi3017
4
岩波書店の歴史本第11巻。戦国期が終わり天下泰平の世に。その中で本巻では江戸時代前期の社会・文化等を考察する。江戸幕府の政治構造、大名と藩、畿内近国論、近世の対外関係、近世の村、近世都市社会の展開、近世貨幣論、近世の仏教、江戸時代前期の社会と文化など。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou30311.html2021/06/09