内容説明
社会主義、民族自決、ナショナリズム、民主主義、平和主義などさまざまな思想潮流が現れ、第一次世界大戦への反省に基づき国際連盟が組織されるなど、一九二〇年代は「新しい時代」の始まりであった。欧州に代わり、アメリカ合衆国とソヴィエト連邦の影響力が強まり、ほとんどの地域が欧米諸国の植民地であった東アジアでは、自由主義、民族主義、民主主義などの思想とともに、社会主義やコミンテルンの影響によって、各地で自治や独立を求める動きが強まっていく。
目次
通史 社会主義とナショナリズム―一九二〇年代
通空間論題(ロシア革命とシベリア出兵;ウィルソン主義とワシントン体制;「大正デモクラシー」の再検討と新たな射程)
個別史/地域史(知識人と社会主義・ナショナリズム・国際主義;国際秩序変動とヴェルサイユ・ワシントン体制;国民国家体制と植民地体制の変容)
著者等紹介
和田春樹[ワダハルキ]
1938年生。東京大学名誉教授。ロシア史、現代朝鮮研究
後藤乾一[ゴトウケンイチ]
1943年生。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東南アジア近現代史、日本‐アジア関係論
木畑洋一[キバタヨウイチ]
1946年生。成城大学法学部教授。イギリス現代史、国際関係史
山室信一[ヤマムロシンイチ]
1951年生。京都大学人文科学研究所教授。近代日本政治史、法政思想連鎖史
趙景達[チョキョンダル]
1954年生。千葉大学文学部教授。朝鮮近現代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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