出版社内容情報
原子・分子が1個でなく,巨大な数になると新たな物理法則が必要になる.それが熱・統計力学である.等確率の原理から理想気体の状態方程式を導き,それによって,エントロピー,温度,自由エネルギーなどの概念を理解する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
う~ん、この本自体は良い本です。読みやすいし、つっかえるところもない。が、このシリーズ1の蔵本さんの本とコレと2冊続けてこういう本を出す意味が??シリーズ3の宮下さんのは、相転移に絞った本なので、1と3、あるいは2と3を読む意味はある。が、1と2を読んで、より一層基礎を固めろと?う~ん、この本自体は良い本です。が、編集者がバカだったのね。非平衡の本出すつもりが、ちょっと連絡ミスで・・・。2022/08/03
しろっこー
0
ずっと悩んでいた拘束条件にヒントが得られたのは読んでよかったところ。少ないページ数にいろいろ内容が詰め込んであっておもしろかった。導出過程が短くて、えもう終わり?ってなる。その代わり計算過程が簡潔、例えばn次元球の体積、スターリングの公式、ガンマ関数の計算などは導出なしで使われるので、読者は統計力学で使う今言ったような計算を知らないと????にはなりそう。2015/08/28
ハヤテマル
0
とりあえず統計力学を俯瞰するにはいい本だったと思う。薄さが魅力2013/05/06
とみー
0
著者の講義の導入書として。コンパクトに導入書としてのエッセンスがまとまっていて、ゴムにおけるフックの法則のような簡単な応用例も登場するので飽きることなく読み進められます。2012/05/08
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