出版社内容情報
金属錯体の化学の豊かさを実感させる! 金属錯体は,材料・触媒として身の回りで大活躍しており,生体関連でも発展が期待されている.典型元素の化学と比較しながら,構造から結合論,電子遷移まで体系立てて解説する.
内容説明
金属錯体の化学の豊かさを実感させる!金属錯体は、材料・触媒として身の回りで大活躍している。その化学は、金属酵素の機能解明や薬としての金属錯体の開発など、今後の発展が大いに期待されている。d軌道が理解の鍵となる金属錯体の化学を、典型元素の化学と比較しながら、構造から結合論、電子遷移まで、体系立てて解説する。
目次
1 金属錯体とは何か(ルイス酸とルイス塩基の結合―Werner型錯体;逆供与結合の活躍―有機金属錯体 ほか)
2 金属錯体は形の宝庫(さまざまな配位子;配位数と立体構造の多様性 ほか)
3 金属錯体の結合と構造の理論(原子価結合法と混成軌道;結晶場理論 ほか)
4 金属錯体の色と磁性(金属錯体の電子遷移(電子スペクトル)
配位子場スペクトル ほか)
著者等紹介
三吉克彦[ミヨシカツヒコ]
1945年生まれ。1968年広島大学理学部化学科卒業。現在、広島大学大学院理学研究科化学専攻分子構造化学講座教授。専攻は、錯体化学、溶液化学
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