出版社内容情報
言語の本質は何なのか．あらゆる言語に共通する性質は存在するのか．本講座全体の基礎として，言語についてのさまざまな考え方と最新の情報科学的見方を紹介し，言語を科学的にとらえるアプローチを提唱する．
内容説明
日常あたりまえのように使っている言語。しかしその本質をつかむのは簡単ではない。これまで人間は言語をどのようにとらえようとしてきたのか。あらゆる言語に共通する性質は存在するのか。本講座全体の基礎として、言語についてのさまざまな考え方と最新の情報科学的見方を紹介し、言語を科学的にとらえるアプローチを提唱する。
目次
１ 言語とは何か（言語の定義１：言語の一般的特徴；言語の定義２：個々の言語；なぜ人間には言語が備わっているのか ほか）
２ 言語学のめざすもの（言語学・言語学者とは何でないか；比較言語学；構造言語学 ほか）
３ 言語への情報科学的アプローチ（自然言語処理技術の概要；歴史と展望；自然言語処理システムの評価 ほか）
４ 言語科学の提唱（近代科学と言語科学；言語科学の特徴；言語科学と関連科学 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
satochan
0
言語学は科学的でありたい。しかし、まだ科学的な段階でちゃんと語れているわけではないから、もっと科学的であるにはどうすればいいかが最後の章にあるような感じ。いろいろなアプローチの方法がある中で、どのような特徴がありどのような問題があるのかはよくわかると思う。科学的であるのは本当に難しいと思える。2011/02/04
