出版社内容情報
文学の誕生から20世紀にいたるまで,千年の余にわたって脈々と受け継がれてきた文学的営為を今日的視点から幅広い視野のもと叙述する.口承文学,アイヌの文学,琉球・沖縄の文学まで,日本文学を総合的にとらえ,最新の研究成果を集約.第一線の執筆者233氏の協力のもと,新たなる文学史像を提示.ご要望に応えての再刊.
目次
近世中期の学問―徂徠・真淵・宣長
宝暦・明和の江戸文壇
蕪村と秋成
安永・天明の江戸文壇
合作浄瑠璃の時代
歌舞伎の完成
文人社会の形成
洋学の刺激―文体に即して
小説の革新
俳諧の革新
機知の文学
通と野暮
近世の歴史書