内容説明
部・課長などの肩書廃止、ピラミッドからフラットな組織への移行、人事諸制度の見直しなど、1989年8月、トヨタ自動車は一大改革を断行した。かつて「生産のかんばん方式」「財テク」などで脚光を浴びたトヨタの真の狙いはいったい何か。本書は、トヨタの肩書革命に光を当てるとともに、今、日本企業に起こっている「人材活性化」の一大潮流を浮き彫りにする。
目次
1 日本のNo.1企業・トヨタが断行した新人事戦略(トヨタに「新しい風」が吹きはじめた;1989年8月1日トヨタが断行した改革とは;基本方針を見直し、“強いトヨタ”から“やさしいトヨタ”へ;改革にふみきったトヨタの真の狙いとは;人材かんばん方式時代の幕開けを告げる新人事戦略)
2 “かんばん方式”は、モノ、カネからヒトに移った(モノの“かんばん方式”は、基本を守りながり変化する;カネの“かんばん方式”は、徹底した本業重視に基づく;かんばん方式が、ついに“ヒト”にまで及んだ;人材かんばん方式の導入で、トヨタはどう変わるか)
3 企業において「人材」が決め手になる時代が来た(住友銀行の「事業は人なり」の経営理念;野村証券にみる実力主義に徹した人づくり;「大企業病」克服に挑戦する松下電器の新人事戦略;企業経営を左右するのは、今や“人材”である)
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