出版社内容情報
原始古代から現代まで,日本列島とその周辺地域を舞台として繰り広げられた歴史の全過程を,一貫した方針のもとに叙述する.これまでの日本史像や日本文化観に大きな転換を迫る注目すべき業績をもれなく集約し,世界史的大転換期にふさわしい,鋭敏な現実感覚に根ざした新しい日本史の全体像を提示する.ご要望に応え再刊.
内容説明
別巻三冊において、日本史学が当面している課題を解明し、今後の方向を探る。本巻では、隣接諸科学と国民の歴史意識とのかかわりで日本史研究が直面している方法上の諸問題を検討する。
目次
歴史意識と方法(戦後史学のメタヒストリー;比較史の方法;社会史の課題;時代区分論;日本の人類学と日本史学;歴史学とフェミニズム―「女性史」を超えて)
歴史意識の反省(日本文化論と歴史意識;日本社会像の現在;戦後歴史学のアジア観;戦後庶民の歴史像―大河歴史ドラマの30年;歴史教育の現状と課題;現代社会のなかの歴史学)
著者等紹介
朝尾直弘[アサオナオヒロ]
1931年生。京都橘女子大学教授
石井進[イシイススム]
1931年生。東京大学名誉教授
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