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岩波講座 アジア・太平洋戦争〈7〉支配と暴力

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  • サイズ A5判/ページ数 470p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000105095
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0321

内容説明

「大東亜」戦争期を通じて、日本のアジア進出と異民族統治はさらに拡大していった。その支配は各地に何をもたしたのか?第七巻では、イデオロギー、統治のテクノロジー、経済等の諸側面から「大東亜共栄圏」の実相に迫るとともに、今なお各地の脱植民地化の過程に根深い影響を与える、支配の再編・継続の問題を考察する。

目次

1 統治のテクノロジー(植民地統治と南方軍政―帝国・日本の解体と東南アジア;満州国における民族と民族学;イスラーム政策と占領地支配;戦時期朝鮮の治安維持体制)
2 資源の戦争(帝国内の物流―米と鉄道;日中全面戦争後の在日本華僑・印僑ネットワーク;「南進論」と「北進論」)
3 抵抗と協力の間(戦時期朝鮮における朝鮮人地方行政職員の「対日協力」;汪兆銘政権論;内モンゴルにおける「蒙疆」政権;東南アジアにおける「対日協力者」―「独立ビルマ」バモオ政府の事例を中心に)
4 支配の継続と再編(帝国の忘却―脱植民地化・紛争・戦後世界における植民地主義の遺産;基地論―日本本土・沖縄・韓国・フィリピン;日本の再軍備―警察予備隊の創設を中心に;倍賞と経済進出)

著者等紹介

倉沢愛子[クラサワアイコ]
1946年生。慶應義塾大学教授

モーリス‐スズキ,テッサ[モーリススズキ,テッサ][Morris‐Suzuki,Tessa]
1951年生。オーストラリア国立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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