出版社内容情報
2000年代に経済状況が好転した中東アラブ諸国では,現地企業の投資活動が積極化し,周辺諸国のみならず世界各地への進出が活発化した.なぜその時期に増えたのか,どこへ進出しているのか,海外進出を果たした後の現地企業の競争優位とは.中東アラブ諸国それぞれの開発政策や経済条件の特徴を明らかにしつつ,事例研究を通して分析する.
内容説明
2000年代に経済状況が好転した中東アラブ諸国では、現地企業の投資活動が積極化し、周辺諸国のみならず世界各地への進出が活発化した。なぜその時期に増えたのか、どこへ進出しているのか、海外進出を果たした後の現地企業の競争優位とは―。中東アラブ諸国それぞれの開発政策や経済条件の特徴を明らかにしつつ、事例研究を通して分析する。
目次
中東アラブ諸国における現地企業の台頭―研究の課題
第1部 中東アラブ諸国の開発政策と経済構造(中東アラブ諸国における経済開発政策の変遷;中東アラブ諸国の経済構造)
第2部 中東アラブ企業の発展と海外進出(中東湾岸諸国における銀行業の国際展開の歴史と現在;ドバイDP World社の国際事業展開;サウジアラビアの工業化と企業の国際展開―SABIC社とSavola社の事例を中心に;エジプトの海外直接投資と現地企業の海外進出;中東湾岸諸国通信企業の相互進出による通信市場の変化)
著者等紹介
土屋一樹[ツチヤイチキ]
1971年生まれ。アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ副主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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