一橋大学経済研究叢書
帝国日本と統計調査―統治初期台湾の専門家集団

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000099202
  • NDC分類 361.9
  • Cコード C3333

出版社内容情報

本書では,1895年以降の日本による台湾統治の初期段階,日本人統治者たちが現地社会との関わりの中でどのような統治構造を形成したのか,そして,このためにいかなる統計調査がなされたかを明らかにする.さらに,そこで作成された統計データにはどんな特性があり,利用上どのような点に注意すべきであるかを示す.

内容説明

1895(明治28)年以降日本が領有した台湾において、日本人統治者たちは現地社会との関わりの中でどのような統治構造を形成したのか。そして、このためにいかなる統計調査が行われたのかを明らかにする。さらに、その過程で作成された統計データにはどんな特性があり、利用上どのような点に注意すべきであるかを示す。

目次

第1章 課題と方法
第2章 台湾における統計家の活動―統計講習会および『台湾統計協会雑誌』を中心に
第3章 総督府官僚の台湾統治構想と統計調査―持地六三郎の台湾認識
第4章 台湾総督府の地方行政と現地社会―庁、支庁および街庄の制度と実態
第5章 統計家による地方行政の評価
第6章 台湾総督府の調査報告体系―その成立と構造
第7章 臨時台湾戸口調査の実施
第8章 台湾総督府の農家経済調査―比較史的観点から
第9章 総括と残された課題

著者等紹介

佐藤正広[サトウマサヒロ]
1955年生まれ。77年埼玉大学経済学部卒業。85年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学専任講師・助教授を経て、2002年より同経済研究所教授。博士(経済学・一橋大学)。専攻は日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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千日紅

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第一次資料を用いた丁寧な研究です。2012/09/21

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