出版社内容情報
難民問題とは何か.その赤裸々な姿を通して共通性を探り,本質を浮き彫りにする.身を賭して交流の手をさしのべてきた犬養氏の魂のふれあう体験談と,人間味溢れる小林氏のカメラワークの合作でなった感動のレポート.
内容説明
地球上で最もみじめな落ちこぼれ―戦火のこぼした幼い難民…終りなきその苦悩。彼らを忘れ、彼らを生み出す戦争の悪を忘れ、兵器産業界をそのまま放置し、武器製造技術の輸出輸入を許すまま、「平和を愛する」飽食安易の国々の人間は、20世紀は人間の勝利の時代、21世紀は理と知と技術と和の時代などとほざく。戦争はやめましょうと口でだけ言う。反戦軍縮の意義と意味との生き証人たる戦火難民に手も貸さず?難民大流出は世界中に不安定地をつくり出す。その不安定の中で、一国だけの安定などはあり得ない…。
目次
難民問題を考える
1 眼
2 足と手
3 戦争
4 人間
5 大地
6 希望
7 再出発
各地からの報告(インドシナ難民“みなし子の家”;アフガン難民キャンプと共存の土台;植民地時代の“影”に苦しむモザンビーク;パレスチナ難民と和平の道のり;東西の接点・中米紛争の背景)
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