出版社内容情報
2000年度の西洋古典学研究の成果として,小池澄夫「ミーメーシス論再読」,栗原裕次「プラトン『国家』篇における〈悪人〉論」など10論文に加えて,国内外文献書評18本,古典学関係文献目録などを収録する.
目次
ミーメーシス論再読―Resp.X595A‐602C
プラトン『国家』篇における“悪人”論―“不正な生の選択”をめぐる一考察
Timaeus31b4‐32c4再考―宇宙の身体の事実上の不滅性のテーゼと立体幾何学
本質と現実性―『形而上学』H巻第6章における一性の問題
アリストテレス『詩学』の喜劇論―そのミュートスとカタルシス
テウクロスの生まれとアイアース埋葬論争―ソポクレース『アイアース』の統一性
アキレウス・タティオスにおける二重性について
パルマゴスの儀礼における石打ちについて
アテナイのパトロネジと積極的政治参加
キケロー『善と悪の究極について』の歴史的範例〔ほか〕
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- flick! 2019年8月号