内容説明
底が抜けてしまったかのような不安定さが続く日本社会。生きる基盤すら奪われてしまう状況がある一方で、現実を変革しようという新たな運動が胎動しつつある。ポスト新自由主義の時代に向けて、格差と貧困の現場で格闘する2人と、第一線の研究者3人による骨太の議論が、社会保障、運動、そして政治の本質を伝える。
目次
第1部 反・貧困と市民社会(貧困問題を生み出す構造と、果たすべき責任(湯浅誠)
パネルディスカッション(湯浅誠、中島岳志、宮本太郎、山口二郎))
第2部 プレカリアートの乱?二一世紀日本の若者と貧困(トークセッション 貧困がもたらす社会の崩壊(雨宮処凛vs.中島岳志)
パネルディスカッション(雨宮処凛、中島岳志、宮本太郎、山口二郎))
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
作家・プレカリアート活動家。1975年生まれ
中島岳志[ナカジマタケシ]
北海道大学公共政策大学院准教授。1975年生まれ。南アジア地域研究
宮本太郎[ミヤモトタロウ]
北海道大学大学院法学研究科教授。1958年生まれ。比較政治・福祉政策論
山口二郎[ヤマグチジロウ]
北海道大学大学院公共政策大学院教授。1958年生まれ。行政学・政治学
湯浅誠[ユアサマコト]
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長ほか。1969年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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