目次
1 現代の歴史教育が抱える問題
2 歴史を学ぶことの意義
3 歴史教育と歴史研究をつなぐ
著者等紹介
山田朗[ヤマダアキラ]
1956年、大阪府生まれ。明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
27
山田教授:歴史教育で大事なことの一つに、歴史の現場で生きていた人がいることを実感させるということがある(34頁)。久保田准教授(当時):全国一斉学力テストで、自治体独自に4教科、うち社会も入っているところがあるという(53頁)。国数理社を。最後は英語も入ってくるだろうけど。2016/02/06
katoyann
18
歴史修正主義に陥る若者が増えていることに警鐘を鳴らした、歴史学者と教育者の座談会。当時の若者はいま40代から50代になっているが、小林よしのりや「新しい歴史教科書をつくる会」に引き寄せられていった同級生もいたので、指摘されている状況はよく理解できた。戦争を語り継ぐ経験者が周りにおらず、戦争のリアリティを感じられない世代だから変な話に飛びついたのか。まことに困った話である。だいたい、高市政権の支持者と重なるイメージである。2025/12/20
RED FOX
8
「『答えはこれしかない』という形で結論を出してしまうとその瞬間に非常に雰囲気が悪くなって」歴史、主に昭和史の研究→教育→叙述の課題と解決について。ネット先行の歴史叙述に押される歴史教育が大変そう。2023/11/15
たね
1
メモしながら丁寧に読めた。歴史教育と研究についての議論は、高大連携などで聞き続けてきたものの前提の文脈を全く知らなかったのでひたすら聞くだけだったのが悔しかったので、コンパクトにまとまっているこちらの本は非常に役に立った。教育を展開する側の概念理解、ただ問いを立てさせるのではなく問いを立てる意味そのものも意識させることが大切なんだなと思う。論述させることも実践しているが、これだけ総合型などが興隆しているのに文章が書けない生徒が増えてきているようで別の不安も感じる。2025/06/25
pinkie
0
仕事柄、目下の興味が「歴史教育と歴史研究の接点をどこにどう見いだすか」にあり、タイトルと薄さゆえの読みやすさに惹かれ購入。座談会形式で話が進んでいくこの本は、「歴史学者が歴史教育の問題点を挙げていく」点が目立っているなという印象。歴史教育と歴史研究を「つなぐ」、その点ではたしかに間違ってはいないけれど、歴史教育を専門とする側からすると、「歴史教育はかく在れ」という一方向的な話に終始し、建設的な方向にこれだけで向く内容ではなかったかなという印象。2017/06/20




