出版社内容情報
江戸時代,生ける身として最も重い罰に処せられた流人,処罰以上に苛酷な身分的差別を受けた非人.「犯科帳」,「御仕置伺」など長崎奉行所の記録のなかに映っている彼らの姿を通してもう一つの人間と社会のあり様を描く.
内容説明
江戸時代、生ける身として最も重い罰に処せられた流人、処罰以上に苛酷な身分的差別を受けた非人。本書は「犯科帳」、「御仕置伺」など長崎奉行所の記録のなかに流人や非人の姿がどう映っているかを伝える。江戸時代の風俗を伝えるものは多いが、同じ著者による「犯科張」と併せ、もう一つの人間と社会の姿を描く異色の記録。
目次
1 流人と非人
2 どんな罪で流人となったか
3 流人はどんな罪を重ねたか
4 どんな罪で非人手下となったか
5 非人はどんな罪を犯したか