出版社内容情報
ミロは,戦後,第二の故郷マジョルカに移り,島の自然,人々,網籠や熊手など素朴な生活雑器に触発された作品を次々に創り出していった。本書は,絵画から彫刻,版画,陶器,舞台美術へと精力的に表現領域を広げていったマジョルカ時代のミロの創作活動を,当時の貴重な写真とともにたどる。
内容説明
マジョルカの透明な光、自在に変化する詩的な青、急峻な崖、陶器や網篭、素朴な生活雑器に触発され、勢力的に創作の幅を広げていったミロの後半生をたどる。
目次
「この土地が私のルーツなのだ…」
カラ・マジョールのジョアン・ミロのアトリエ
分岐点―破壊と再生
「壮麗な青空に私は圧倒されてしまった…」―大三連画
火の芸術―ミロの陶芸
自然の尺度
ミロの迷宮
『モリ・エル・メルマ(暴君に死を)』―ミロ最後の舞台美術
『バレアレス諸島のユビュ』―マジョルカに逃れるユビュ
ふたつの愛―バルセロナとパルマのミロ財団
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