内容説明
作曲家のように絵を構成したクレーにおける音楽の意味。
目次
パウル・クレーと音楽
クレーによる色彩と抽象の発見
バウハウス時代
ポリフォニーの絵画
晩年の作品における音楽の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
玲
4
クレーの絵画は音楽とともにある――というより、クレーには音楽があり、そこから絵画が生まれたのだろう。だから、こんなにも音楽が流れるのだ。前衛的に見える絵画の中で、バッハやモーツァルトというどちらかというと構造的理性的な音楽が流れているというバランス、そこに計り知れぬ魅力が共鳴しあっている。2011/03/30
脳疣沼
2
うーん、そういうもんかなあという感想。言葉では捉えきれない。2018/10/09
メルセ・ひすい
2
61歳で・・・・音楽家の家庭に育ち、自らも優れたヴァイオリン奏者であったクレーは、作曲家のように絵を構成した。その芸術における音楽の意味を、独自の芸術理論と実践が融合したバウハウス時代を中心に明らかにする。2009/12/23