岩波世界の美術
初期キリスト教美術・ビザンティン美術

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  • サイズ B5判/ページ数 447p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784000089234
  • NDC分類 702.099
  • Cコード C0071

出版社内容情報

壮大な教会建築から私的な小品にいたるキリスト教美術の起源とその展開を、聖像論争を軸にたどる。新撮図版を多数収録。

目次

イコノクラスム以前の美術(神と救済―キリスト教美術の形成;皇帝と聖者―コンスタンティノポリスと東方世界;異教徒と銀行家―ラヴェンナと西方世界)
イコノクラスム(イコンか偶像か?―聖像論争)
イコノクラスム以後の美術(正統と革新―ビザンティン美術 860‐960年頃;聖なる空間―聖堂装飾 960‐1100年頃;聖なる書物―写本挿絵 976‐1100年頃)
ビザンティン美術の拡散(認識と受容―12世紀イタリアの美術;危機と持続―コンスタンティノポリス略奪;時代の終わり?―コンスタンティノポリス奪還と陥落 1261‐1453年)

著者等紹介

ラウデン,ジョン[Lowden,John]
ロンドン大学コートールド美術研究所講師。中世、ビザンティン美術史、とくに彩飾写本挿絵研究の第一人者。おもな著書としてIlluminated Prophet Books,A Study of Byzantine manuscripts of the Major and Minor Prophets,Pennsylvania,1988;The Octateuchs.A study in Byzantine Manuscript Illumination,Pennsylvania 1992;The Making of the “Bible Moralis´ees”,vol.I,The Manuscripts,Pennsylvania(近刊);The Making of the “Bible Moralis´ees”,vol.II,The Book of Ruth,Pennsylvania(近刊)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

3
★★★★★。恐らくビザンティン美術に関して日本で読める最も詳しく情報量の多い本。約270点、ほぼ大判フルカラーの図像と第一人者である作者・訳者による圧倒的に詳細な解説のボリュームは圧巻だが、ページをパラパラめくるだけでも楽しめる。さすが岩波の専門書という風情。2022/06/12

ik

3
図版についても論についても密度が濃く、ビザンティン美術の通史を理解するのに非常に参考になった。著者の専門のせいか全体の分量に対して写本の作例がいやに多い気もするが、時代順に整理されていてわかりやすい。モザイク技法についての具体的な説明もあり、巻末に若干の語彙説明もついていて嬉しい。2013/05/11

陽香

2
200011282017/05/17

タニッシュ

2
美術本だからってなめちゃいけませんぜ旦那。その険しさといったら遠野物語級でさーな!図よりも字のほうが多いってんで。腰を抜かすほど驚きましたさ。ああ驚きましたとも!

あきひこ

1
 図版が奇麗なのでおすすめです。時代、様式に区切って説明してあるので読みやすいと言えます。2010/01/28

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