内容説明
クックのライバルとして太平洋の空白に挑みつづけるラペルーズは、航海後半の最大目標を東北アジア海域に見定め、日本海へと船を進める。上下巻をとおして、全世界の文明化=市場化をすすめる尖兵としての発見航海者の実像が甦る。
目次
ラペルーズ航海日誌(つづき)(カヴィテ出港、台湾・朝鮮海峡から日本海へ;タタール沿岸滞在;北方海域補遺;カムチャツカ滞在;南太平洋への航海、悲劇的事件;南太平洋の島々からボタニー湾へ)
資料 ラペルーズによる遠征企画書、国王覚え書(訓令)(探検遠征企画書;陛下訓令)
著者等紹介
佐藤淳二[サトウジュンジ]
1958年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。北海道大学助教授。18世紀フランス文学・思想、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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