出版社内容情報
酒場「ルパン」での織田作之助と太宰治、仕事場での坂口安吾。戦後、雑誌の世界を中心に活躍した林忠彦(1918―90)が撮影した文士の肖像や東京風俗は、一度見たら忘れられない強い印象を残すものばかりである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
13
大すきな写真家、林忠彦さん。じっくり読み返す機会があって一枚ずつしっかりと。昭和ってこうだったんだ…カストリ時代の写真がとても好き。手元に置いてもよいなぁ。もちろん文士の写真もよいし、太宰・織田作に触れたくて若いころルパンに行ったことを思い出しました。感極まって泣く方もいるとその時聞きました。いいなぁ。2025/05/08
deerglove
0
この安吾の写真もスナップじゃなくて、「演出」しているのね。文士以外の写真のほうが新鮮に見えました。2016/10/20
てんきゅ
0
ゴミ溜めの坂口安吾、バー・ルパンでの太宰治などの文士のポートレートで有名。ポロリもあります。2014/02/22