出版社内容情報
物理で用いられる数学の主要なテーマ4つについて,基礎から応用までを明快平易に解説したシリーズ.豊富に配された適切な例題により,高い応用力が身につく.すべての理工系学生に,真に役立つ座右の書として贈る.
内容説明
物理における基本方程式の多くは線形である。線形系を表わす基本量であるベクトルと、それらの1次変換を表わす行列は、古典物理、現代物理を通して欠くことのできない重要な概念であり、物理の理解に強力な手段を提供する。本書は、行列とベクトルの基本的性質から説き起こし、固有値問題ほか実際に有効な応用に重点をおいて分かりやすく明快に解説する。
目次
第1章 行列と行列式
第2章 ベクトルと変換
第3章 行列の対角化
第4章 物理における行列の例
第5章 行列の関数
第6章 無限次行列