出版社内容情報
初学者にとってつかみにくい物理の「カンどころ」を伝える,物理学の入門シリーズ.明快な解説で定評のある著者が全巻を書き下ろします.普通の教科書には見られない学習のコツやポイントを満載しました.
内容説明
熱力学というのはかんじんなところがどうも不明確だ。エントロピーといわれてもなかなかピンとこない…。こんな声がいまにも聞こえてきそうなのが熱・統計力学です。でも、本当にそんな難解なものなのでしょうか?実は、論理の道すじと直観的イメージに注意して勉強しさえすれば、恐れることは何もないのです。これは、学生の頃に熱・統計力学にはやはり大いに苦労させられたという著者が「あのときこんな教科書があったなら…」との思いをこめて解説する、初学者には“転ばぬさきの杖”のような1冊です。
目次
1 熱平衡状態
2 熱と仕事とエネルギー
3 第1法則の定式化
4 熱力学の第2法則
5 第2法則の定式化
6 熱力学的諸関数
7 熱力学の適用例
8 不可逆過程
9 統計力学の考え方