内容説明
複素関数論の知識は、物理の数学的構造を理解するキーポイントになる。いざ応用で必要になった際にどのように使ったらよいかを明確にするという観点から、物理学で必要な基本事項を整理し、理論を適用するときに注意すべき点について、重要な例を使って丁寧に説明する。径路積分の漸近評価についても1章を割いて詳しく解説した。
目次
第1章 複素関数論
第2章 冪級数展開による線形常微分方程式の解法
第3章 積分変換による線形微分方程式の解法
第4章 径路積分の漸近評価
第5章 解析関数としての2次元物理量
第6章 境界関数としての物理量
著者等紹介
今村勤[イマムラツトム]
1927年生れ。大阪大学理学部物理学科卒業。同大学助教授、関西学院大学理学部教授を経て、関西学院大学名誉教授。この間ボストン大学講師、ノースカロライナ大学客員准教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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