内容説明
どんな言語や方言にも、それぞれに美しい規則の体系がそなわっている。私たちは幼いとき、造作もなくその体系を身につけ、大人になった今は、無意識にそれを操ってことばを話しているのだ。標準語や鹿児島弁のアクセントを例に、一見混沌とした言語現象に潜む法則を見つけだし、自分の頭の中で起こっていることを探ってみよう。
目次
1 標準語のアクセント(名前のアクセント;モーラと音節 ほか)
2 標準語と英語のアクセント(日本語とラテン語のアクセント;標準語のアクセント変化 ほか)
3 平板式アクセントの秘密(ケイコとマナブ;普通名詞の平板式アクセント ほか)
4 鹿児島弁のアクセント(春子と夏子;青信号と赤信号 ほか)
5 鹿児島弁のアクセント変化(紅葉と楓;調査方法 ほか)
著者等紹介
窪薗晴夫[クボゾノハルオ]
1957年鹿児島県川内市(現薩摩川内市)生まれ。1979年大阪外国語大学英語学科卒業、1981年名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。1983‐86年イギリス・エジンバラ大学大学院留学(1988年Ph.D.)。南山大学助教授、大阪外国語大学助教授を経て、神戸大学文学部教授。専門は言語学・音声学。特に、日本語音声の分析をもとに、言語構造の普遍性と多様性、日本語の特質を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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