出版社内容情報
生は浪費すれば短いが，活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』．心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』．快楽ではなく徳こそが善であり，幸福のための必要十分条件だと説く『幸福な生について』．実践を重んじるセネカ（前4頃―後65）の倫理学の特徴が最もよく出ている代表作3篇を収録．新訳．
内容説明
生は浪費すれば短いが活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』。心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』。快楽ではなく、徳こそが善であり、幸福のための最も重要な条件だと説く『幸福な生について』。実践を重んじるセネカ（前四頃‐後六五）の倫理学の特徴がよく出ている代表作三篇を収録。新訳。
目次
生の短さについて
心の平静について
幸福な生について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そんれい
16
セネカは、ローマ帝国初期の政治家、哲学者で、第５代皇帝ネロの幼少時代の家庭教師。そのセネカが「生は長い」という逆説的な提題から、「時」に対する哲学な問いに答えてくれる。全ては自分の心のあり方次第。2019/09/22
septiembre
2
本の厚さの半分近くが訳注と解説。「心の平静について」「幸福な生について」いかにも哲学者っぽい語り。３編共通で静謐を良しと考えているように思えるがまだまだ私に理解は程遠い。2013/03/03
