内容説明
三人の娘の愛情を試そうとした老王リアは、末娘コーディーリアの真心を信じず、不実な長女と次女の甘言を軽信して裏切られる。狂乱の姿で世を呪い、嵐の荒野をさまようリア―そして、疲れはてた父と娘の美しい再会と悲惨な結末。古代ブリテン史のひとこまに材をとった、シェイクスピアの作品中もっとも壮大にして残酷な悲劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
37
読書会に向けて、訳違いで読み比べ♪ 物語の感想は→ https://bookmeter.com/reviews/85258058 ■この「ワイド版 岩波文庫」版は、2000年 文芸評論家で英文学者の野島秀勝訳。口絵にロイヤル・シェイクスピア劇団の舞台の写真があるのが良いね♪ 訳が新しいだけに こなれてるけど、意味やニュアンスがすんなり読み取れるかというと微妙…。脚注と巻末の補注は的確で親しみやすかったです。(1604〜1609年?、2000年 訳)(→続2019/11/15
ままちよ
1
子供の頃に、少年少女世界の文学で読んだきり。 脚注まで見てると、大人な隠喩が一杯で、ビックリ。他の古典でもそんなのが、多いんかなあ。 色々読み直さなくては!2018/05/21
ハマダしょうたろう
1
盛者必衰の理という言葉その者である。 王が没落し、裏切り、絶望が襲う。まさに悲劇である。2015/05/22
じゅん・・・
1
だまし、だまされの最後はもう、ぐちゃぐちゃな権力争い。欲と保身のために人は残酷になるんですね。最後はほぼ全滅でした。2012/07/27
O
0
登場人物の行動すべてが最後の絶望につながる物語。悲劇を免れんとする意思も活躍も、ラストを盛り上げるための舞台装置でしかない。2017/03/27
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- 和書
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