出版社内容情報
37歳のゲーテは,生涯の大きな転機となった約2年わたるイタリアへの旅に出る.自分の眼で見,感じたことを淡々と語る旅行記.
内容説明
ゲーテは、古代ならびにルネサンスの建築・彫刻・絵画に心を惹かれ、また鉱物・植物・気象の観察に熱心であった。そうした中で、自己の使命が詩人であることを改めて自覚し、芸術の祖国イタリアへの別れの文を、オヴィディウスの哀歌をもって結んだのだった。
目次
第二次ローマ滞在(一七八七年六月より一七八八年四月まで)(六月;七月;八月;九月;十月;十一月;十二月;一月;二月;三月;四月)