出版社内容情報
37歳のゲーテは,生涯の大きな転機となった約2年わたるイタリアへの旅に出る.自分の眼で見,感じたことを淡々と語る旅行記.
内容説明
ゲーテのイタリアへの憧れがどれほど強烈であったかは「この地には全世界が結びついている。私はこのローマに足を踏み入れたときから、第二の誕生が、真の再生がはじまるのだ」という記述からもうかがえる。この旅にゲーテはその一生を賭けていたのである。
目次
ナポリ(一七八七年二月および三月)
シチリア(一七八七年三月から五月まで)
ナポリ(一七八七年五月から六月まで)