ワイド版岩波文庫
忘れられた日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000071604
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0339

出版社内容情報

日本全国をくまなく歩き,各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907-81)が,辺境の地で黙々と生きてきた古老たちの存在を生き生きと描き,歴史の舞台に浮かび上がらせた宮本民俗学の代表作.(解説=網野善彦)

内容説明

昭和十四年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフストーリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台に浮かびあがらせた宮本民俗学の代表作。

目次

対馬にて
村の寄りあい
名倉談義
子供をさがす
女の世間
土佐源氏
土佐寺川夜話
梶田富五郎翁
私の祖父
世間師
文字をもつ伝承者

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

20
こんな学術報告はじめて読んだ 衝撃だった 実に丹念に聞き取りしている2015/08/31

大竹 粋

9
コーチング研修のパートナーから勧められました。古来、村の寄り合いでは世間話をしつつ、懸案の課題を議論し、対立が深まる前にまた世間話に戻り、しばらくしてまた議論をし、丁寧に何日もかけて落とし所を見つけて、さてもうそろそろこの件はこうしたら良いのでは、と長老が言い、誰も遺恨を残さず、諍いを避けつつ賢く物事を決めていった。これはおそらく古来、それこそ農村として人々が集まり始めた頃からの習いだったのではというような、民の生業の記録。 安芸高田の石丸市長のやり方は根本的に日本人の心を逆撫でするだけかもなどと思った。2023/09/14

イノ

9
とあるの農村や地域のおじいちゃんのおじいちゃん達が子供だった頃の話。  村の会合に2、3日かけ話し合ったり、 子供を捜すのに村中総出で探せるくらい 居場所に検討がついてて、 皆が皆の事を知ってるくらい開放的。 夜這い、田植え時の猥談など 性にも明るい。 盲人になった老人の一生など、どの話も面白い。 数世代前には確かにあった忘れられた日本人の姿が 読める良書。また読みたい。おすすめ!2016/06/11

スローリーダー

8
現代社会に生きる我々が本書にある嘗ての日本人の民俗を想像することは困難だ。そこにあるのは驚きの生活であり日本人である。今の社会とは隔絶している。たった100年程でこうも生活の質は変わるものなのか。社会の変化のスピードの速さを考えるとこれから先の数十年が恐ろしくもある。現在が「民話」になる日が来ると思うと。2018/01/05

びっぐすとん

8
図書館本。昭和26年頃の老人達から聞き取りした少し昔の日本の姿に衝撃。私の四つ上世代かな?当時電気どころかラジオも時計もない家がまだあったなんて。そしてその老人達の若い頃、子供の頃となるとホントに日本の話?という感じ。性に大らかで貞操観念があまりなく(夜這いとか歌垣とかがまだある!)、村の人間関係に気を配ってる(嫁の悪口を年寄講以外では言わない)。とにかく貧しさが半端ない。山間の村に公道が出来る、バスや車が走るという変化が起きる度、古い日本は無くなっていく。長い歴史の中でこの50年の激変は特異だと思った。2017/10/27

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