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ワイド版岩波文庫
遠野物語・山の人生 (改版)

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000071215
  • NDC分類 382.122
  • Cコード C0339

出版社内容情報

数千年来の常民の習慣・俗信・伝説には必ずや深い人間的意味があるはずである.それが攻究されて来なかったのは不当ではないか.柳田の学問的出発点はここにあった.陸中遠野郷に伝わる口碑を簡古かつ気品ある文章で書きとめた『遠野物語』,および『山の人生』は,柳田学の展開を画する記念碑的労作である. (解説 桑原武夫)

内容説明

数千年来の常民の習慣・俗説には必ずや深い人間的意味があるはずである。それが攻究されて来なかったのは不当ではないか。柳田の学問的出発点はここにあった。陸中遠野郷の口碑を簡古かつ気品ある文章で書きとめた『遠野物語』、および『山の人生』は、日本民俗学の出発と展開をしるす記念碑的労作である。

目次

遠野物語
山の人生(山の人生;山人考)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

30
面白い話が多い。 特に、産後狂ってしまい、山に逃げ込んでずっと暮らしてしまう女性がかなり多いこと。そういえば、産後1年以内の死では自殺が最も多いと最近新聞で読んだ。 歌や解説じみた(解釈になっていない)箇所は退屈。 「山人考」という氏の講演は興味深い。 今の日本の国家は大陸からの侵略国家であることは歴史が示すとおりだが、従って今の日本人も多くの血の混ざりあった民族であり、真の日本人とは、「山人」であり、我々がいう所の「天狗」や「鬼」なのだ。 その真の日本人ももはや絶滅か・・・。  ★★★★2018/09/24

Junichi Watanabe

1
読了。民俗学に興味ある身としては一度は読んでおこうと思い手に取った。聞いてはいたが、この東北遠野の話の中に「性、猥雑」な話がないのである。日本の常民の話しにはエロスは切っても切れないはずだ。何故に柳田は採録をしなかったのだろう。個人的な思想なのか置かれた状況なのかはわからないが、民俗学からエロスを排除したら片手落ちだ。2020/09/08

いきもの

0
図書館。面白い。しかし噛み砕くのに時間がかかり、自分の考えをまとめられそうにない。山人が土着の日本人、なるほど。たしかに、いくら渡来人に追われたからって、北海道と沖縄だけで本州に完全にいなくなったと考えるのはおかしいかもしれない。2021/12/16

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