出版社内容情報
易・書・詩・礼・春秋の五経の第一にあげられる古典で,周代に大成されたので周易ともいう.宇宙・人生のすべてを陰陽=爻(こう)の変化によって説明し予言する書物として,東洋思想の根幹をなす哲学書である.
内容説明
易・書・詩・礼・春秋の五経の第一にあげられる古典で、周代に大成されたから周易ともいう。宇宙・人生のすべてを陰陽=爻の変化によって説明し予言する書物として、東洋思想の根幹をなす哲学書でもある。今日の易学はこれを祖述したものだが、難解なこの書物を一般の読者にも十分味わえるよう懇切な解説を付した。
目次
乾
坤
屯
蒙
需
訟
師
比
小畜
履〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キャベツ
1
二爻八卦の考え方を踏まえて理解するには相当時間を要すると感じたものの、経験則や道理に基づいた「こういう場合はこうすると良い」を表面的になぞるだけでも非常に興味深い内容。2019/05/11
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
1
本田済『易』(朝日選書)が厳密な現代語訳でなかったので副読本として求めたのだが、失敗だった。図書館で借りてざっと確認した時には分からなかった。まず読み下し文が下手くそすぎて音読する気にならない。また、ルビの打ち方に統一性がなく、読めない&読み方に迷う漢字が多い。そのうえ現代語訳が直訳でなく下手に解説が混じった敷衍訳なので、漢文に素養のない身には却って読みづらく、内容が頭に入らなかった。その反面、占筮法などに関する部分は解説で取り上げたから直訳すると言って敷衍訳の原則を守らず、そのまま訳す不親切さ。2012/06/19