出版社内容情報
ゲノムは生命進化の謎を解明し,かつ生物多様性の意味を解く鍵となっている。この巻ではヒトの進化・ヒトの疾患とゲノムとの関係,メタゲノム解析から,ゲノム科学の進展による新たなRNA像を紹介する。またゲノム解読が進むなか個人ゲノム研究の進展も目覚ましく,科学と社会との関わり,また倫理や法との関係を解説する。(本文2色刷)
内容説明
ゲノムは生命進化の謎を解明し、かつ生物多様性の意味を解く鍵となっている。この巻ではヒトの進化・ヒトの疾患とゲノムとの関係、メタゲノム解析から、ゲノム科学の進展による新たなRNA像を紹介する。また個人ゲノム研究が進むなか、不可避の課題である生命研究と社会との関わり、また倫理や法との関係を解説する。
目次
1 ゲノムの進化とヒトへの道(ゲノムと進化;ヒトの遺伝学と多型 ほか)
2 ヒトゲノムの多様性と疾患(ヒトゲノム多様性の概要;ヒトゲノム多様性と疾患との関係―機能ゲノム学の手がかり ほか)
3 搬生物のゲノム科学(細菌のゲノム科学;細菌叢のゲノム科学)
4 ゲノム科学から見たRNA(RNAの種類;ヒトゲノムの遺伝子構造 ほか)
5 ゲノムと社会・倫理(初期の取り組み;ヒトゲノム研究の新しい展開とELSI―大規模ゲノム解析プロジェクトとパーソナルゲノム解読 ほか)
著者等紹介
藤山秋佐夫[フジヤマアサオ]
国立情報学研究所教授、国立遺伝学研究所教授、総合研究大学院大学情報学専攻教授。専門は、ゲノム科学
安田和基[ヤスダカズキ]
国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター代謝疾患研究部部長。専門は、代謝・栄養病態学
門脇孝[カドワキタカシ]
東京大学大学院医学系研究科教授。専門は、代謝・栄養病態学
服部正平[ハットリマサヒラ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻/附属オーミクス情報センター教授。専門は、微生物(叢)のゲノム科学
水島‐菅野純子[ミズシマスガノジュンコ]
工学院大学工学部応用化学科特任教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻非常勤講師。専門は、ゲノム医科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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