出版社内容情報
文法の研究は言語研究の要である.本書ではまず,文法とは何か,文や単語はどのような機能をもつのかを明確にする.そしてこれまでの日本語研究の成果をもとに,文法の基礎概念を広く解説し,日本語の文法の全体像を紹介する.
内容説明
文法の研究は言語研究の要であり、長い歴史と蓄積をもつ。本巻ではまず、文法とは何か、文や単語はどのような機能をもつのかを明確にする。そしてこれまでの日本語研究の成果をもとに、形態素、文、格、テンス、モダリティから意味役割、下位範疇化まで、文法の基礎概念を広く解説し、日本語の文法の全体像をわかりやすく紹介する。岩波講座「言語の科学」の単行本化。
目次
1 文法とは何か(本章の基本的立場;文法 ほか)
2 文法の基礎概念1―構造的・形態的概念(言語表現における構造;文の基本構造 ほか)
3 文法の基礎概念2―述語と項の関係(文法関係の規定;意味役割 ほか)
4 国文法(「国文法」は必要か;日本語文法研究の流れ ほか)
著者等紹介
益岡隆志[マスオカタカシ]
神戸市外国語大学日本語学
仁田義雄[ニッタヨシオ]
大阪外国語大学日本語学
郡司隆男[グンジタカオ]
神戸松蔭女子学院大学大学院文学研究科
金水敏[キンスイサトシ]
大阪大学大学院文学研究科
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