環境学入門〈9〉環境社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000068093
  • NDC分類 519.08
  • Cコード C3336

出版社内容情報

生活環境を成り立たせているモノ・コト・ココロの一体性が崩れたとき環境問題が発生する.日常生活の具体的事例から環境を捉え直し,問題解決に向けた実践的アプローチを提示する.環境に新しい光を投げかける教科書.

内容説明

人は環境とどう関わっているのか。生活環境を成り立たせているモノ・コト・ココロの一体性のバランスが崩れたときに環境問題が発生する。水、土地、住まい、食、ゴミ、遊びといった日常生活の具体的事例からていねいに環境を捉え直し、問題解決に向けた実践的アプローチまでを提示する。環境に新しい光を投げかける教科書。

目次

1 蛇口の水はどこから?―水と地域社会
2 歴史を刻みこむ大地―土地と地域社会
3 生活の舞台としての家―住まいと環境
4 食から見える環境―遠い食、近い食
5 ゴミ問題の社会学―人とモノの関係性から
6 自然の中の遊び―生物多様性と子どもたち
7 生活環境の比較社会学―アメリカ、アフリカ、日本の比較から
8 生成する環境学をめざして

著者等紹介

嘉田由紀子[カダユキコ]
1950年生まれ。京都精華大学人文学部・環境社会学科教授。琵琶湖博物館研究顧問、水と文化研究会世話役。専門は環境社会学(とくに生活環境論からみた水環境の国際比較)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むーちゃん

1
大学の研究課題の参考として読んだ。様々な観点から環境問題について取り上げてられ、多くの問題が蔓延る地球というモノについて少しは考えられたと思う。やはり環境社会学は技術の発展と伴に方策の立てようが変化するため、難しい学問だと思った。2019/07/29

soto

1
2002年の出版。当時、環境問題に関する本を読み漁っていたなかで、ひときわ印象に残っている。世間では地球温暖化やオゾン層の破壊など、どちらかというと大きな問題がとりあげられるなかで、琵琶湖周辺のフィールドワークにもとづいた人と環境との関わりが丁寧に描かれていて、いたく感銘を受けた。思えば、地域というものに関心が向くようになったきっかけの一つだったのかもしれない。2017/08/28

taming_sfc

0
嘉田由紀子先生による2002年の著作。教科書っぽいのを想定していたのだが、嘉田先生のこれまでの研究業績を平明に解説しつつ、そこでのツールや問題意識、ものごとを捉える視角、を提示する形で叙述されており、引き込まれて読んでしまった。全体を通して、自然は、川は、湖は、誰のものであるのか?という問いが根底にあるものと感じた。そして、人間と自然との「かかわり」の重要性を説く。2010/09/05

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