縄文のマツリと暮らし

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  • サイズ B5判/ページ数 132,/高さ 26cm
  • 商品コード 9784000067898
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0321

出版社内容情報

遺跡から出土した土器,石器,木器などから,縄文人の生活や道具製作の技術をどこまで復元できるのか.形態や文様から,その背後に隠された縄文人の心性がどこまで描けるのか,縄文の暮らしと祭祀を再現する.

内容説明

遺跡から出土したひとカケラの土器片と正体不明の土製品。もの言わぬ考古資料から、現代の私たちは何を聞きだせるのか。縄文の人たちの暮らし、マツリ、そして心性。二つのマツリのシナリオはいかにしてできあがったのか。復元の謎解きを追体験しながら、縄文の祭祀と暮らしを紹介する。

目次

序 縄文文化について
1 森林適応の工芸技術―木の葉文の行方(前史)(昔語り「木の葉文浅鉢形土器の行方」;森林適応の工芸技術;木の葉文浅鉢形土器の誕生)
2 木の葉文の行方―儀礼交換と葬送儀礼(巡る土器;循環する生命)
3 ビビの物語―狩猟儀礼(昔語り「ビビの物語」;海獣狩猟;謎解き;狩猟神誕生)

著者等紹介

小杉康[コスギヤスシ]
1959年埼玉県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、北海道大学大学院文学研究科助教授
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感想・レビュー

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SK

1
89*第3章で触れられているビビちゃんは、レプリカが北海道博物館にレプリカが展示されている。何気なく博物館に展示されている遺物にも、こんなに物語があるのだなと感動した。ちなみに、縄文時代の成人男性の労働時間は、1日平均2時間だったとのこと。「働き方改革」なんて言われている21世紀の我々にとっては、なんともうらやましい。男性が狩ってきた獲物ではなく、主に女性が採取した植物などが日常的な食糧だったとのこと。内容が専門的なので、素人には難しかった……。2018/05/18

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