出版社内容情報
生きているってどういうこと? 中学生のころから疑問を抱いていた著者は,カエルの変態の謎を解明することを通して,その答に近づけるのではと考えました.生きることの意味について,生物学は何を教えてくれるのでしょうか.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりぞう
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いきなり「背骨をもたない無脊椎動物は、ほとんどがそれぞれ固有の幼生期をもち変態します」とパンチをくらい、続いて「オタマジャクシのヘモグロビンはカエルのヘモグロビンと性質がずいぶんと異なっており、酸素に対する結合力がカエルのものよりも大きい」と連打され頭は納得の上下動。専門的な言葉も多い中「オタマジャクシから甲状腺になる組織を切除すると、成長しても変態せず、大きなオタマジャクシになる」にうっかり「なにそれかわいい!」などと思ってしまったり。「生命の意味」は難しかったかな。2015/09/12
家の中のぱっぽ
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一度読んだけど、あまり理解できずにしばらく経ってから再読。 読み込めばなるほどと理解できる内容で、専門的でありながら頑張って分かりやすく説明してるなぁと再読した後に感じました。 高校生向けにしては少し難しいと思いました。興味があればハマる内容です。自分はこの本の面白さに時間的余裕ができゆっくり読む機会があったからよく理解できて面白いと感じました。2021/05/25