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岩波科学ライブラリー
脳低温療法

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  • サイズ B6判/ページ数 102p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000065764
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0347

出版社内容情報

脳損傷からの奇跡的回復として注目を集めた脳低温療法は,近年,脳卒中でも著しい成果をあげ,新しい展開をみせている.脳卒中から生還した症例を紹介するとともに,なぜ冷やすとよいのか,そのメカニズムを解説する.

内容説明

脳外傷からの奇跡的回復がドラマチックに紹介されて三年、脳低温療法が新たな展開をみせている。日本人の三大死因の一つである脳卒中についてもこの療法が行われるようになり、めざましい成果をあげてきている。本書では、脳卒中の治療の例を紹介しながら、発作直後に脳を数度冷やすことで、どうして脳が守られるのか、そのメカニズムを科学的に解説するとともに、この療法のさらなる可能性を探る。

目次

1 一つの事例から
2 体温に左右される脳の生死
3 傷つきやすい脳―機能局在・エネルギー喰い
4 ニューロン死のプロセス―悪役のグルタミン酸・脳浮腫
5 低体温による脳保護の仕組み
6 脳卒中を救う
7 拡がりはじめた脳低温療法
8 問題点と今後の課題

著者等紹介

片岡喜由[カタオカキヨシ]
1934年韓国ソウル市に生まれる。’58年京都大学医学部卒業、’63年京都大学大学院医学研究科修了。京都大学医学部助手、マックスプランク脳研究所研究員、京都大学医学部助教授、愛媛大学医学部教授を経て、愛媛大学医学部名誉教授。医学博士。専門は大脳生理学・実験神経病学。共編に「脳低温療法の基礎と臨床」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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