出版社内容情報
人生は苦しいときのほうが多い。
自分の中にある幸せをみつけていけば
生きやすくなるんじゃないかしら。
無国籍者として貧困と孤独の半生の後、60歳代後半で再び世界に見出されて以来、今なお世界各国で演奏活動を続けているフジコ・ヘミング。
その精神を支えているものは何か。高齢を迎えた現在もひとり暮らしを続け、日常生活のなかにも独自の世界をもちながら(インテリア、ビーズ、刺繍、ファッション、イラストetc.)「今」を生きる――
日常をこよなく愛する孤高のピアニストが「今」を語り下ろした珠玉の言葉たち。
撮りおろし写真50点以上、本人筆のイラストも収録。
内容説明
若いときよりも、いまのほうが、だんだんよくなってきていると思う…。日常をこよなく愛する孤高のピアニストが「今」を語り下ろした珠玉の言葉たちが、ここに。
目次
1 あんなことこんなこと(ドキドキ;紅茶の思い出 ほか)
2 自分らしくあるために(10年かけて;自分らしく住む ほか)
3 いつもピアノとともに(ブリュートナーのピアノ;ピアノの先生 ほか)
4 人生は素晴らしいけど、ラクなものじゃない(それが愛;告白 ほか)
著者等紹介
ヘミング,フジコ[ヘミング,フジコ] [Ingrid Fuzjko,Georgii‐Hemming]
本名、ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ。スウェーデン人の父と日本人の母のもと、ベルリンに生まれる。5歳でピアノを始め、10歳でレオニード・クロイツァーに師事。東京芸大卒業後、28歳でベルリン音楽学校に留学、ウィーンではパウル・バドゥラ=スコダに師事。レナード・バーンスタインやブルーノ・マデルナに才能を認められるが、聴力を失うアクシデントに遭遇。日本に帰国後の1999年、NHK『フジコ あるピアニストの軌跡』で大反響を呼び、デビューCD『奇蹟のカンパネラ』が200万枚を超える大ヒット。2001年にはニューヨーク・カーネギーホールでコンサートを開催。以降、世界で演奏活動を続けている。2012年、自主レーベル「ダギーレーベル」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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