出版社内容情報
高温プラズマは刻々と形を変える。その理解は核融合のみならず広い領域で必要となるが、未だ謎が多く、定説とされる見方にも限界がある。基礎理論を切り拓いてきた著者が、解くべき問題の所在を示し、観測と理論の進歩を協働させて問題に対する新しい見方を生み出していくために、考え方の本質を基礎から解説する。
内容説明
高温プラズマは刻々と形を変える。その理解は核融合のみならず幅広い領域で必要となるが、未だ謎が多く、定説とされる見方にも限界がある。基礎理論を切り拓いてきた著者が、解くべき問題の所在を示し、観測と理論の進歩を協働させて問題に対する新しい見方を生み出していくために、考え方の本質を基礎から解説する。
目次
第1章 問題の背景
第2章 ミクロ不安定性に関する短い導入
第3章 帯状流の線形理論
第4章 多スケール乱流の初歩
第5章 輸送過程
第6章 輸送現象(1)―分岐と構造相転移
第7章 輸送現象(2)―動的応答
第8章 様々な今後の問題の入口
著者等紹介
伊藤早苗[イトウサナエ]
1952年生まれ、2019年没。1979年博士(理学)(東京大学)。仏プロヴァンス大学名誉博士、九州大学主幹教授、日本学術会議会員(物理学委員会委員長)、九州大学伊藤プラズマ乱流研究センター長、同大学理事・副学長、英国物理学会フェローを歴任
伊藤公孝[イトウキミタカ]
1952年生まれ。1979年博士(理学)(東京大学)。核融合科学研究所教授、研究主幹を経て、同研究所フェロー・名誉教授、中部大学総長補佐・顧問・卓越教授、九州大学極限プラズマ研究連携センター顧問、英国物理学会フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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