出版社内容情報
富士山はいつ噴火しても不思議ではない。プレートが重なりあう特殊な富士山の地下構造は、どこまでわかっているのか。日本列島ではどんな大噴火がこれまでにおこり、大地を形成してきたのか。過去の噴火を知り、将来の噴火をどのように想定し、備えていくのか、噴火の科学と防災の最前線に迫る雑誌『科学』掲載論文選。
内容説明
富士山はいつ噴火しても不思議ではない。プレートが重なりあう特殊な富士山の地下構造は、どこまでわかっているのか。日本列島ではどんな大噴火がこれまでにおこり、大地を形成してきたのか。過去の噴火を知り、将来の噴火をどのように想定し、備えていくのか、噴火の科学と防災の最前線に迫る雑誌『科学』掲載論文選。
目次
1 富士山噴火に備える(概論;地下構造;噴火史;地下構造を探る新手法;防災)
2 大噴火・巨大噴火を知る―巨大噴火がつくりだした日本列島(大噴火の溶岩流・火砕流はどれほど広がるか(2014年1月)
私たちは本当の巨大噴火を経験していない―噴火予知の現状と課題(2014年1月)
カルデラとは何か:鬼界大噴火を例に(2014年1月)
阿蘇4巨大噴火のマグマ発生と噴火推移(2014年1月)
超巨大噴火は予知できるか(2014年9月)
焦眉の急、巨大カルデラ噴火―そのメカニズムとリスク(2014年12月)
7300年前に破局噴火を起こした鬼界カルデラに巨大溶岩ドームが成長(2018年5月)
九州を南北につらなるカルデラたち(2014年1月)
北アルプスをつくった大噴火―槍穂高カルデラとは(2014年1月)
北海道東部,阿寒~屈斜路火山群の成り立ち―小型カルデラが複合した大型カルデラの形成(2014年1月)
謎の箱根カルデラと過去に秘められた巨大噴火―列島中央の特異なテクトニクス場におけるカルデラの形成(2014年1月)
大規模噴火データベースと噴火推移データベースで噴火の詳細情報を明らかに(2022年11月)
日本の火山データベース―火山の活動史を一覧(2014年1月)
噴火と原発(2014年1月))