出版社内容情報
すべて「錯覚」?最新科学が明かす脳と心
脳がしっていることを<私>はどこまで知っているのか。心の世界と物理世界の区別は、脳が創り出す「錯覚」だ。脳は何を隠し、何を伝えているのか。古今の心理学実験や臨床研究の成果から、脳と心の関係を明快に解き明かす。
内容説明
「心の世界」と「物理的な世界」は異なるものだと「私」は思っている。しかし実際には、五感でじかに接触している(と感じる)有形の世界と、私たち一人ひとりの中にある(と思える)心の世界は、どちらも同じように脳が創り出す「錯覚」にすぎない。脳は何を隠し、何を伝えているのか。脳イメージング研究の先駆者である著者が、古今の心理学実験や臨床研究の科学的成果をふんだんに盛り込みながら、脳と心の関係を明快に解き明かす。
目次
ホンモノの科学者は心など研究しない
第1部 脳の作る錯覚から透かし見る(脳の損傷例を手がかりとして;正常な脳が世界について語ること;脳が身体について語ること)
第2部 脳のやり方(予測によって先んじる;私たちが知覚する世界とは現実と対応した幻想である;脳はどうやって心をモデル化するか)
第3部 脳と文化(心を共有する―脳はいかにして文化を創造するか)
私と脳と
著者等紹介
フリス,クリス[フリス,クリス][Frith,Chris D.]
1942年生まれ。ロンドン大学ユニバーシティカレッジ神経学研究所ウェルカムトラスト脳イメージングセンター名誉教授(神経心理学)、オーフス大学ニールス・ボーア客員教授職
大堀壽夫[オオホリトシオ]
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授。言語学専攻(意味論、機能的類型論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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