生命は細部に宿りたまう―ミクロハビタットの小宇宙

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  • サイズ B6判/ページ数 144p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000062763
  • NDC分類 468
  • Cコード C0045

内容説明

小さき生物たちが利用する特殊な微環境をミクロハビタット(微小生息場所)とよぶ。日本列島は南北に長く、面積のわりに著しく高い生物多様性にめぐまれている。そして、入江の波打ち際や礫浜、森や原野、氾濫原、水田など、さまざまな自然の懐かしく美しい風光は、ミクロハビタットとそこに宿る小さな生き物の多様性があってこそ成り立っている。そのような小宇宙における生物の営みを紹介し、生物多様性のかけがえのなさをひもとく。

目次

1 入江の波打ち際―オカミミガイ、ドロアワモチ、ウミアメンボ
2 波くだける礫浜―アオガイ、クロヅケガイ、ミミズハゼ
3 潮流がつくる砂堆―イカナゴ、ナメクジウオ、アサヒガニ
4 原野の自然と風光―ヒゴタイ、ササナバ、オキナグサ
5 平野の氾濫原―フジバカマ、カワネジガイ、カタヤマガイ
6 水田の生態系―デンジソウ、ミズアオイ、メダカ
7 森の聖域―ヒナノシャクジョウ、タヌキノショクダイ、オニノヤガラ
8 岩清水が伝う湿崖―ジョウロウホトトギス、シブキツボ、ツブミズムシ
9 せせらぎの国―アユ、ニンギョウトビケラ、カワラバッタ

著者等紹介

加藤真[カトウマコト]
1957年、静岡県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業、同大学大学院農学研究科博士課程修了、農学博士。現在、京都大学大学院地球環境学堂、および人間・環境学研究科教授。専門は生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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