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出版社内容情報
GM付きの育成&打撃コーディネーターに就任したミスター・タイガース。彼はどうやって若虎たちを指導し、阪神をどんなチームに変えていこうとしているのか? 25年間蓄積された知恵がついに明かされる!
内容説明
25年ぶりに帰ってきたミスタータイガースの激白!掛布が阪神を変える!掛布DCはなぜ生まれたのか?
目次
第1章 育成の流儀
第2章 コーチングの原点
第3章 打撃の原則
第4章 1985年と引退
第5章 野村、星野、岡田監督時代の阪神
第6章 25年間の充電
第7章 理想の監督論
第8章 4番の品格
第9章 エースの条件
第10章 阪神首脳陣への提言
第11章 若虎への提言
第12章 阪神フロントへの提言
著者等紹介
掛布雅之[カケフマサユキ]
1955年5月9日、千葉県出身。習志野高を経て73年のドラフト6位で阪神入団。小柄ながらパワフルな打撃とホットな三塁守備でファンを沸かせ「ミスタータイガース」と呼ばれた。阪神で15年間プレーし、本塁打王3回、打点王1回、ベストナイン7回、ダイヤモンドグラブ賞6回、オールスター10年連続出場など輝かしい成績を残す。通算1656安打、打率2割9分2厘、349本塁打、1019打点。88年に引退。2013年よりGM付育成&打撃コーディネーター(DC)として25年ぶりに阪神に復帰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
53
この本読んで、ワクワクする感じが止まらない。やっぱり自分は阪神ファンなんだなと実感する一冊。掛布は、僕にとって少年時代のヒーローだもんな。そんな掛布の猛虎愛が、この本では全編通して感じられて、ファンとしては嬉しくなります。ベンチで縦縞着た掛布も見てみたいなぁ。2014/05/18
再び読書
32
掛布氏の阪神愛を感じさせる本。自分の子供の指導を誤ったと認めて、また子供がそれでも感謝の気持ちを表せる大きさに感動した。監督として批判を一手に引き受けても信念を貫く覚悟と情熱を感じた。なぜ掛布氏が監督候補から外れるのか理解に苦しむ。是非監督となってヘッドコーチ江夏氏を招聘してほしい。指導を失敗したと自覚し、それを糧としているので、まずはコーチからでも早く実現させてほしい。もう彼にも時間が無いと思います。ノムさんの阪神での失敗の考察も理解出来た。精神的に成熟していない選手の指導にはが向いていないのが分かった2015/03/19
おくりゆう
9
DCという耳慣れない役職につかれたミスタータイガース掛布氏の著書。有望若手株のこと、コーチング理論(哲学)、4番、エース論に監督やフロントへの提言など多くを語った本で阪神ファンは読んで楽しいだろう一冊でした。2014/04/06
田中
7
掛布の野球観が具体的に伝わってきて大変読み応えがあった。組織内での意思疎通の重要性を再三掛布は訴えている。阪神にはとても大事なことだと僕は思った。和田野球の掛布の見立ては、僕が思っていたことと一致する。やっぱり掛布もそう思っていたんだなぁーと・・・・。阪神暗黒時代に突入する村山監督・田宮ヘッドコーチの人事についての裏側を岡崎社長が掛布に語ったと書かれていた。内容は伏せられていたが、僕も当時はこの人選に戸惑った。このあたりにのこともいずれ書いて欲しいと思った。村山実は監督としての適正がなかったなぁ。2015/03/10
as
6
打席に入った時に放たれる殺気にも似たオーラ、長い年月が掛布氏の鋭さを徐々に奪って行ったのだと痛感しました。当たり障りの無い文章は読んでいて辛さを感じてしまいました。人は此処まで錆びるのか。とは言っても僕の中では「阪神次期監督」は掛布氏の一択です。現実問題直ぐには無理でも、王、長嶋と野村、星野が現役時代の因縁を監督としても果たしたように、掛布、江川は何年掛けてでも監督になるべきです。そして背番号31を背負ってもう一度輝きを見せて欲しいと思います。2014/07/17